大人向けのやる気スイッチ

最初から変化球を打つ練習ばかりしていると、カープを打つとき、フォークを打つときなど、フォームがバラバラになり、一応は当てられるようになってもヒットにはつながらない。
結局、上達しないのである。
受験生にも同じことがいえると思う。
私のいう基本とはストレートのことだ。
それを繰り返し行なうことで、たまに来る変化球にも対応ができるし、応用問題にも対応が可能になる。
わかったと思っても、何回も取り組み、試験に対してのフォームをしっかりと固めてほしいと思う。
また参考書を何冊も買うよりは、「複数の予備校の問題集」を買ってトライしたほうがはるかに効果的だ。
その理由は、解説に書かれてある共通部分を発見し、それを身につけるためである。
参考書に書かれてあることは、多少の違いはあっても、所詮、知識でしかない。
しかもその知識は試験に必要な知識とは限らない。
それをいくら比較検討して増やしても、たいした意味はない。
それよりは、より実践的な予想聞題をたくさんこなして、しかもその解説をチェック。
そのなかから共通項となるもの、いわゆる基本知識を確認し、覚えるほうが合理的である。
もちろんそのなかでも細かい部分は捨てていい。
それは基本書と同じだ。
予備校の模範解答は一〇〇%を目指して書いてあるので、それを全部覚える必要はない。
取捨選択してかまわない。
大事にしたいのは解答の解説のなかで、共通して出てくる部分だ。
あくまでも答えの核心となるところを押さえてほしいと思う。
私の場合でいえば、三社ぐらいの問題集を買っていた。
例えばA社、B社、C社だとすると、そのうちA社とB社は答えに共通項があったとする。
しかしC社だけが別のことをいっていたとする。
そこで私はA社とB社で繰り返されている部分をしっかりと覚え、C社の答えは切り捨てた。
そのような作業を、何度もやっていたのである。
みなさんも勉強をしていて、ときどきは他の本に目移りしたり、違った本を手に取ったりしたくなると思う。
そのようなときには、ぜひとも問題集を複数購入し、今、話したようなやり方をしてほしいものだ。
私の持論のなかで最も心掛けてほしいことは、常に基本を繰り返すこと。
そして参考書を買い揃えるよりは問題集を買い揃えろ!その二点である。
勉強と仕事は両立させることで、かえって気分転換になる「勉強」と「仕事」、この二つとも手を抜かないことが大事だ。
それぞれを一生懸命やることで、お互いにストレスの解消にもなるし、気分の切り替えにもなる。
私の場合も仕事の手は緩めなかった。
仲間にも試験勉強をしていることは伝えていなかったので、余計に仕事には力を入れてやっていた。
また社外でのつき合いも、通常通り変わりなくこなしていた。
ときどき誘われる夜のつき合いにも通ったし、休みに誘われるゴルフもたいていは応じていた。
さすがに試験直前には、胃を壊したといい、勉強に専念したが、それまではいつもと変わりなく、普通のつき合いをしていた。
だがかえってそれが、試験だけに没頭したことで、焦りを生んだり、不安になったりするのも防いでくれる役目を果たしてくれた。
仕事をしながら試験勉強をするメリットは、一つには納期意識が芽生えること、もう一つが事務処理能力がアップすることだが、それにプラスして気分転換が図れることも大きなメリットといえる。
「リスク回避」という点でも貴重な役割を果たしてくれる。
勉強ばかりにのめり込んでいると、周りが全然、見えなくなり、悪いことばかりを考えてしまうようになるが、それを防いでくれる。
「今度の試験に落ちたらどうしようか」「もし当日、体調を崩したらどうしようか」など、マイナス要素ばかりに目がいくようになることは、みなさんも経験したことがあるのではないだろうか。
しかし仕事を一生懸命こなし、ある程度の実績を残していれば、仮に試験がダメでも落ち込むことはないし、今の仕事を続けても特別なマイナスはないと開き直ることができるのだ。
その意味からいっても、仕事は絶対、手を抜いてはいけないし、両方をきちんとやることで精神的なバランスもとれ、その相乗効果によってさらに試験勉強にも集中できるのである。
前にもお話したが、気力だけを振り絞る.のは冷静さを失わせる原因になるし、途中で挫折する大きな要因にもなる。
ゴルフなどではピンチのときほど、自分の潜在能力を信じて心を無にしろといわれている。
確かに格隣技などの場合には、気力が充実していなければ相手を倒せないし、迫力も伝わらないだろうが、試験ではそれは逆効果になるのはすでに説明した。
毎日、平常心でただひたすらに目標に向かって努力すること。
それが難問資格最短合格への道であることはいうまでもない。
疲れたときや気分が落ち込んだときは、腹式呼吸とアロマテラピーでスッキリー・さすがに毎日、継続して勉強に打ち込んでいると、気分がすぐれなかったり、疲れが溜まったりといったことが起きてくる。
そうするとどうしても勉強に身が入らなかったり、集中できなくなってしまうが、そのようなときはどうすればいいか。
私自身が今までの経験から効果があったと思われるリフレッシュ法がいくつかあるので、それをみなさんにもお薦めしたい。
一つが深呼吸、腹式呼吸の実行だ。
私は勉強するとき、試験のときには深呼吸を何回か行なった。
その結果、脳に新鮮な酸素が行き渡り、落ち着きを取り戻すことができた。
またもう一つがアロマテラピーを利用したリフレッシュ法、気分転換法だ。
夜、頭が冴えて眠れなかったときなど、ラベンダーの匂いを嗅いだり、図書館に行くときなどもハンカチに染み込ませて持って行ったり。
またお風呂にも、気持ちを落ち着かせる「リラックス効果があるもの」を調べて入れたりして、できるだけ気分を鎮め、整える工夫をした。
さらには銭湯にもときどき行ってリフレッシュした。
銭湯に行くと無心になれたし、広々とした空間に身を置くことで、気持ちを入れ替えることもできたようだ。
一時期、マイナスイオンが健康にいいと評判になったが、この銭湯にもマイナスイオンが充満している。
修行僧や武術を極めるために修行している格陶家は、よく滝に打たれて心身を鍛えているが、それなども身体一杯にマイナスイオンを吸収し、いい意味でのテンションを上げるために行なっているようだ。
だが同じテンションを上げる場合でも、自分を見失っては何の意味もない。
その点、このマイナスイオンは今までの自分をリフレッシュし、なおかつ自分を見失わないで、冷静にテンションを上げることができるのだ。
人によってリフレッシュ法はいろいろあるかもしれない。
とくに私が実行した方法にこだわる必要はないが、自分にとっての効果的な方法を見つけ出し、それをときどき実行しながら精神と肉体のバランスをとってほしい。
冷静かつリラックスしてテンションを上げること。
そのための気分転換法であり、リフレッシュ法といえる。
ストレス解消もときにはいいが、わざとストレスをかけてみるのもいい方法先ほどの気分転換法、リフレッシュ法とも通じるものがあるが、ときには思いっきり好きなことをやるのもいい。
それは趣味でもいいし、旅行をするのでもいいだろう。
あるいは歌うことが好きならば、友だちを誘ってカラオケに行き、そこで思い切り歌うのもいいかもしれない。
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